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見る、感じる、考える。そして、伝える。
芸術学科

芸術学を志す人へ

指導風景 芸術とはなんでしょう。「美しい」とは、一体どういうことなのでしょう。
時代を越え、国境や人種・民族の境を越えて、人々の心に訴えかける力を持った「モノ」があります。 言葉を用いなくても、そうした「モノ」の持つ力を心で感じ取ることは出来ます。 そして、そうした心を持つこと自体は、非常に大事なことです。 しかし、めまぐるしく変化してやまない現代の美術の世界に生きる我々にとって、それだけで「モノ」に対する充分なアプローチを果たしたと言えるでしょうか。
人間の天与の武器と言うべき「思考」の力を最大限に活かし、優れた芸術作品に肉迫し、人類の創造的営為の本質を理解すること。 そして、その理解を、現代そして未来へ応用すること。
そうした仕事を成し遂げるには、主観的に何かを「感じた」だけで終わってしまうのではいけません。 「言葉」にこだわりを持って下さい。そして、それを使いこなす鍛錬に励みましょう。 確かな眼を持った書き手が紡ぐ正確な言葉は、芸術作品と同様に美しいものです。 自身の「眼」を涵養してください。そして、常に考えを深化させる努力を、怠らないでください。 現代にあってますます複雑化する一方の「美」の世界の様相を、正確に理解し、言葉という媒介を用いて世に伝えること。これが芸術学の仕事です。
行く手にそびえる山の高さに、思わず戸惑うこともあるでしょう。 街灯の消えた暗い夜道を、ひとり歩くような気持ちになることもあるかも知れません。
そんな時も、芸術学を志した自分の「眼」を信じ、迷いながらでも歩き続けましょう。 よく言われることですが、苦しければ、それだけ何かを成し遂げた時の喜びも大きいものです。 その旅路の道案内を、微力ながらも努めることができれば、芸術学に携わる者としてこれほど嬉しいことはありません。                     
千葉美術予備校芸術学科講師より

芸術学科って、何をするところ?

学科指導芸術学科という名前の科を持つ美術大学は、東京芸術大学・多摩美術大学・武蔵野美術大学(芸術文化学科)・女子美術大学など多数ありますが、カリキュラムや研究・教育の方針は各大学ごとに違います。
東京芸大の場合、既存の美術作品について研究する「美術史学」と、美について論理的に考察する「美学」を2本の柱としています。 美や芸術について深く考えたい人に向いていると言えるでしょう。 多摩美大や武蔵野美大といった私立大学では、現代美術や映像・演劇作品など幅広い分野を研究対象とし、現代の美術界で即戦力として働けるような人材の育成に主眼が置かれたカリキュラムとなっています。 また、芸大や一部の私大では、「実技」の授業を必修としており、実際の作品制作を体験することができます。
卒業後の進路は様々ですが、研究者・学芸員(キュレーター)・美術評論家・美術記者・ギャラリスト・画商・美術教師など多彩です。 また、少数ながら実際に制作の道に入る人もいます。

受験対策

芸大芸術学科の場合、一次試験で歴史(日本史か世界史を選択。記述方式)・英語(長文和訳)が、二次試験で小論文または実技(素描)の試験が課されます。 知識よりも、考える力や理解する力が重視されると言ってよいでしょう。
しかし、美術史や文化史に関する、やや専門的な内容の出題がなされることも多く、また長文の記述は訓練が物を言う分野でもあるため、充分な対策を積んで試験に臨むことが必要です。私大では、多くの場合、小論文の試験が課されます。
芸大・私大とも、日ごろから高い問題意識を持って注意深く作品を観察したり、芸術の世界の出来事に注意を払うようにしておくと良いでしょう。
もちろん高校の勉強も大事です。芸大を受ける人の場合、特にセンター試験では高い得点を求められますから、しっかりと対策をしておくべきでしょう。

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芸術学科概要
受講要領
芸術学科
開設校
千葉校
6時間 × 1日
日曜9時30分から12時30分 >  実技(小論文)
日曜13時30分から16時30分 >  小論文、英語、歴史
志望大学例と
主な進学先
  • 東京芸術大学美術学部芸術学科
  • 筑波大学 芸術専門学群 芸術学専攻 芸術学・美術史
  • 武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科
  • 多摩美術大学美術学部芸術学科
  • 女子美術大学芸術学部芸術学科
講師
宗藤 健
東京芸術大学芸術学科在学
渡辺 愛美
東京芸術大学芸術学科在学

年間カリキュラム

春期講習会  ※本科カリキュラムには含まれません 別途講習費が必要です
・ガイダンス
・小論文の基礎・・・美術作品の特徴を「記述する」ことに挑戦してみましょう。
1学期
・小論文・英語・歴史の基礎・・・出題傾向を知り、辞書・参考書を片手に勉強。
・木炭素描・・・静物デッサンを中心に実技の初歩を体験。
夏期講習会  ※本科カリキュラムには含まれません 別途講習費が必要です
・小論文・英語・歴史の応用・・・体系的な理解に努めよう。
・美術館見学・・・美術作品を実見することが一番の勉強です。
・鉛筆素描・・・木炭を素描に持ち替え、芸大の実技試験を想定した訓練を。
2学期
・小論文・英語・歴史の発展・・・入試まであと半年。盤石の態勢を整えよう。
・コンクール・・・自分の位置を客観的に把握しましょう。
・鉛筆素描・・・構成デッサンを中心に行います。
冬期講習会・入試直前講習会
  ※入試直前講習は本科カリキュラムに含まれます
  ※冬期講習は本科カリキュラムには含まれません 別途講習費が必要です
・実戦訓練・過去問など・・・いよいよ大詰め。体調に気をつけて。
・志望大学別対策・・・私大対策など、各人の志望に合わせた課題をこなします。
・芸大二次試験選択科目別対策・・・一年間の総仕上げ。あとは自分を信じるのみ。
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